4月のイベント(3)2008年04月04日 23時13分12秒

4月22日(火)、いずみホールで、「童謡!この尊きもの」というコンサートを開きます。花岡千春さん(ピアノ)とやっている「日本のうた」のシリーズの第3回にあたります。出演者はソプラノの松田昌恵さんと、テノールの畑儀文さんです。

誰でも知っている曲を並べて一流の歌手に歌わせる、という客集めのコンサートだと、思われたくありません。私はこの企画のために、童謡を相当勉強しました。そして、大正後期に一気に盛り上がったこの運動の精神に感銘を受け、子供の心に芸術の理想郷を見いだしたその精神を伝えようと、プログラムを組みました。

したがって、いわゆる「子供の歌」を広く含むコンサートではありません。演奏されるのは、大正期と、その後継にあたる昭和初期の作品だけです。そして、その精神と今日どう向かい合ったらいいかという問いかけを踏まえて、加藤昌則さんに新作を依頼しました。加藤さんは、童謡運動の旗手となっていた『金の船』誌からの2つの詩(若山牧水など)と、詩人でもある歌手、宮本益光さんの詩を選び出し、目下、作曲してくださっています。この思いを汲んで、ぜひ応援していただきたいと思います。構成は次の通りです。具体的な曲については、いずみホールのホームページをご覧下さい。

第1部 童謡運動の始まり--大正7年から9年まで/第2部 童謡の盛期--大正10年代/第3部 昭和のレコード童謡/第4部 山田耕筰の芸術/第5部 童謡の精神を求めて(加藤昌則の新曲)